日光(世界遺産)
久しぶりの3連休。
候補は、箱根、日光のどちらかだったのですが、
知り合いが先日「よかったよ〜」と言っていたのを思い出し
日光が優勢・・・
宿をとってゆっくりと・・・のはずが、世間も3連休。
めぼしい宿がいっぱいでなかったのと、
知り合いも「日帰りで十分!!」と言っていたので、
頑張って日帰りに!!
(この時点で忘れていたのですが・・・
その知り合いは埼玉在住・・・私たちは横浜在住・・騙された・・・トホ・・・)
朝、5時半に起きて6時過ぎに家を出ます!ZZZ・・・
朝早く、出たのにもかかわらず、日光行きは乗り継ぎが、とっても悪い!
途中、駅のホームで30分以上待ちました。
東武動物公園駅のとんでもなく大きい看板。
隣の看板とと比べると、大きさが分かります。
やっと乗った電車は、行き先が車内に・・・(笑)
快速なので、長時間駅に停まらないせいか、トイレ付き(笑)
このトイレ結構、使っている人が多かったです。
しかし、流石日光は、世界遺産。
こんなのんびりした電車の中なのですが、
とっても国際的(笑)
車内からは、とってものどかな風景。
田んぼの緑がこんなにきれいに見えるとは・・・発見です。
電車に揺られる事約4時間・・・(泣)
やっと、日光に到着・・・。
誰だ!?日帰りなんて計画を立てたのは?(笑)
駅に降り立って感じたのは、湿度は高いのですが、気温が低い。
何だか、味わった事のないような、感覚です。
駅前には、お水飲み場が・・・
日本一のお水だそうです。
コップが盗られないように、ヒモで縛ってあるのに、笑ってしまいます(笑)
駅から、東照宮の手前、神橋までのバスのチケットを買います。
(別にチケット買わなくても良かったみたいです)
このバス、観光客の数によって出る本数が、決まるみたいで、
この日は、次から次へとバスが来ました。
バス停神橋で降りて、ビックリ。
でっ?でんわボックス??
知り合いが、「金谷ホテル」のランチが評判で、食べたかったが、
混んでて食べれなかった・・・と言っていたのを思い出し、
金谷ホテルに予約をしに行きます。
無事予約を済ませ、神橋を見に・・・と思ったら
世界遺産に指定されている神橋は、残念ながら只今修復中。
完成予定は、来年だそうです・・・(ぐすん)
日光は、思っていたより山の中・・・
空気がとっても美味しいです。
じゃあん!!
ありました!!世界遺産岩!!日光は、奈良と同じく岩です。
しかし・・・プレートは付いてない様子・・・
岩の横の階段を登っていきます。
階段の真ん中に、小川(←?)が流れていて、
そのせせらぎが、とっても心地良い〜。
空気もとってもヒンヤリしてます。
緑濃い道を、どんどん歩いていきます。
周りには、立派な木ばかり・・・
折れたところから、また枝が出ている樹・・・
すごい生命力です。
共通券の売り場を見つけ、日光の社寺の拝観共通券を買います。
この共通券、奥の院などは含まれていないので、注意。
最初に、輪王寺にいきます。
この黒門、明治4年に本坊が焼失(←また?!)した時に、
唯一焼け残った物らしいです。
そういえば、本坊に比べると、とっても古い・・・
輪王寺の三仏堂です。
新しい様に見えますが、この赤は漆が、何回も重ねて塗られて出た赤。
25メートルあると言う柱の近くに行くと、
これが樹??と言うくらいピカピカ。
日光は、湿気の多い気候なので、
漆を何回も重ね塗りしなくてはならないとか・・・
中は、撮影禁止ですがお寺の方が、きちんと説明をしてくれます。
三仏堂の裏には、相輪が・・・
この相輪の上部には、鈴が付いていて、風が吹くと、
美しい音色が聞こえるそうです。
下に立ってみたのですが、周りの騒音のせいか、
聞こえませんでした。
相輪の向い側には、大護摩堂。
天井には、願いを届けてくれると言う龍の絵が・・・
しかし、どれが足?(笑)
輪王寺を出て、そろそろお昼を予約した時間なので、
金谷ホテルに向かいます。
行きとは違う、表参道を通ります。
何だか、別世界です。
金谷ホテルに向う坂道の途中で、
紫陽花のつぼみを発見。
この辺では、まだ紫陽花が咲いてないみたいです。
でもこう見ると、一見紫陽花のつぼみとは、分からないです。
金谷ホテルに到着〜。
手動の回転扉が、何だか懐かしい、とってもレトロなホテルです。
赤い絨毯の階段を登って行くと、メインダイニングルームがあります。
予約した時間が早かったからか、窓際の特等席。
大きな窓から見える外の景色を眺めながら、ゆっくりお昼をいただけます。
自家製パンに、野菜のポタージュ。
パンも美味しいのですが、バターもまた美味しい。
ポタージュは、ほんとの熱々。
順番で、手を洗いに席を立ったのですが、
二人揃うまで料理を出さないと言う心配りも、嬉しかったです。
メインは、チキンかニジマス。
チキンは、美味しかったのですが、
ニジマスは、川魚特有のニオイがとりきれてなくて、ちょっと残念。
デザートは、抹茶アイスにコーヒー。
このコーヒーが、香りが良くって、とても美味しいコーヒーでした。
この金谷ホテルは、エアコンの設備がありません。
自然のままの日光の気候を、お楽しみくださいという事らしいです。
湿度はありますが、この涼しさなら、納得できますし、
暑い夏を暑くっていうのも、なかなかいいです。
殺人的な暑さが続いている都会では、考えられませんが・・・(笑)
お腹もいっぱいになったので、表参道に戻ります。
表参道に戻る途中、日光ニャンコ発見。
さすが、日光のニャンコ。
「逃げも隠れもしないぜっ!」ってな感じでした(笑)
石垣に生えるイワタバコ(鎌倉でも見かけました)
東照宮に到着っ!!
葵の御紋が眩しい〜。
この階段前に、おじさんがいて自作の(?)ピーヒャラ笛を
ピーピー吹いてました。
奈良の東大寺前にも、こんなおじさんがいたな〜と・・・(笑)
世界遺産には、変に共通するところがいっぱい?!
ガイドブックによると、この階段、微妙ですが、
奥に行くにつれて段差が低くなってます。
遠近法を利用して、奥行を深く見せる意図があるそうです。
この苔むした灯篭。とってもいい感じ。
これだけ湿度があれば、苔には最適の環境と言えます。
鳥居をくぐると、左手に五重の塔がそびえ立ちます。
よく見てみると、一番上の垂木だけが、放射状になっています。
物事は完成した時から、崩壊が始まると言う思想で、
まだ、未完成と言う事らしいです。
東照宮の中に入ります。
最初に目に入るのが、神厩舎。
東照宮に仕えるご神馬の居場所です。
この建物は、きらびやかな東照宮の中で唯一素木だった様な気がします。
そして、とっても有名な「見ざる聞かざる言わざる」
お猿さんは、馬を守ると言う言い伝えより神厩舎に、
木彫りの猿なだそうです。
この神厩舎の周りには、他にも沢山のお猿さんがいます。
ぐるっと廻ると、お猿さんの一生になっているとか。
三神庫の軒下にある木彫りの象。
象を見たことのない人が、想像して下絵を描いたため、
何だかヘンテコな象・・・。
確かに、今でこそ象を知らない人はいないけど・・・
この時代なら、象を見たことない人がいても全然おかしくない。
しかし、この東照宮灯篭が、ビックリするくらい沢山あります。
石の物、金属の物。
灯篭の端っこについているのが、蜃と言う生き物。
この蜃気が、吐く気・・・これが蜃気楼なんだとか・・・
経蔵です。
この中には、回転式書棚があるそうです。
先人の知恵・・・スゴイ・・・。
まずは、手を清めます。
この沸いてきているお水。
沸いているように見えるのですが、実はサイフォンの原理
(段差のある水面を管で結ぶと高い方から低い方へ水が流れる)
を採用したものだそうです。
この時代に、この仕組み・・・ちょっとすごいです。
→
東照宮内に、沢山の亀の甲羅の形をした石を見かけます。
写真のように、手足首尻尾を作ってあげると、こうなります。
子供達が、喜んで手と足作ってました。
しかし・・・何か意味があるのか??
遂に、日光東照宮のシンボル的建物「陽明門」です。
じゃら〜ん!ってな感じにきらびやかです。
(ナウシカで言うなら、オウムが現れた時の効果音・・・笑)
後ろの杉が、金ぴかを更に引き立ててます。
この陽明門・・・とにかくすごい彫刻。
見ても見ても、見きれないくらいのおびただしい数の彫刻で、
埋め尽くされています。
ひゃ〜。
この陽明門の柱も、五重の塔の垂木の様に、
一本だけ模様が逆です。
この陽明門も、まだ未完成・・・
それだけ、崩壊を恐れた・・・と言う事?
陽明門を抜けると、正面に見える唐門です。
陽明門とは、違った感じのきらびやかさが、あります。
この門、将軍にお目見え出来る人しか通れなかったそうです。
この門の上にいる青銅で出来た龍。
あまりに良く出来ていて飛んで行きそうに見えた為、鰭を切られたとか・・・
確かに、近くで見ると、とってもリアル・・・。
神與舎です。
日本一美しい天女と言われる天井画が、あります。
中には、3基の神與があり、右から、
家康、豊臣秀吉、源頼朝のものだそう。
家康が、秀吉と頼朝をとっても尊敬していた事の現われだとか。
特に、歴史が好きなわけじゃない私ですが、
あの時代の本・・・もう一回読み返したくなっちゃいました。
次に、有名な眠猫と、奥社を見に行きます。
チケット買ってゴー。
左甚五郎作と言われる眠猫。
京都の知恩院で、傘を忘れて行ったと言われているこの人。
京都からの移動距離を考えると・・・何だかスゴイ。
何だか今更ながら、昔の人の脚力にビックリ。
4時間電車に乗ったくらいで、ヒィヒィ言っている私・・・反省・・・(笑)
日光の数ある彫刻の中で、眠っている彫刻は、これだけだそうで、
この裏は、雀が遊ぶ彫刻。
猫が安らかに眠っているから安心して遊ぶ雀・・・
日光の平和を願って彫られたと言う説も。
奥社までは、長ぁ〜い207段の階段・・・(汗)
杉林の中は、ヒンヤリ・・・。
でも、湿度はかなり高い・・・苔パラダイス。
やっとの思いで、奥社に到着。
奥の社の入り口には、角のある狛犬?
青銅製の門の向こうには、家康の棺が納められてます。
この門の狛犬・・・とっても恐い顔をしています。
目が、金色のところが・・・(泣)
陽明門を抜けて、本地堂に鳴龍を見に行きます。
陽明門の塀・・・立体的な彫刻・・・
この鳴龍、そんなに期待していなかったのですが、
実際、聞いてみてビックリ!!!
本当に、龍が泣いているように聞こえます。
昔は、それぞれ龍の顔の下で、手を叩いて鳴き声を
楽しんでいたそうなのですが、
今は、拍子木をカーンと鳴らして、鳴き声を聞かせてくれます。
東照宮で時間をとって、すっかり夕方になってしまいました。
見所万歳過ぎて、もう彫刻はたくさん・・・(笑)
と言うか、ちょっと彫刻中毒(笑)
気を取り直して、先に大猷院に向かいます。
東照宮からは、二荒山神社の方が近いのですが、
二荒山神社は、5時(夏季)まで。
ほかの所は、だいたいが4時半までです。
写真の灯篭が続く道は、東照宮から二荒山神社への参道。
灯篭は、いろんな所から献上されたものなのですが、
電力会社(関西・中部)のものを見かけました。
なぜ?と思っていたら、東照宮は雷の神様が祭られているのです。
しかし・・・東京電力がなかった・・・なぜ??(笑)
大猷院に行く途中、注意!の看板発見。
この下は、駐車場石を投げないで!と言うもの・・・
過去に、石投げた人いるんだ・・・(笑)
大猷院に到着。
仁王門をくぐり、二天門へ。
この二天門、裏に廻ると風神雷神がいます。
この大猷院・・・東照宮より建物が少ないのと、
建物の間隔が、大きいので、雄大に感じます。
彫刻中毒になっていた私たちには、
とっても落ち着く場所です(笑)
二天門の向かいにある、水盤舎。
この天井には、龍が描かれています。(今は黒ずんでいて見にくいかも?)
その龍が、水面に映ると本物の龍が、水底にいるように見えたらしい。
夜叉門です。
この門の装飾は、すべて牡丹。
牡丹は、富貴の象徴だそうです。
ここに辿り着くまでに、大きな石段を登るのですが、
登る途中で、鐘の音が聞こえてきたので、
慌てて、動画を撮っていたら、その姿が面白かったのか、
外国人観光客のおじさんに、動画をとってる姿を、
パチリと撮られてしまいました(笑)
うわぁ〜口あいてたかも・・・(汗)
おじさんが、家に帰って、家族や友人に、
日本人女性の代表として、口をあけながら写真を撮っている私の図を、
見せるかと思うと、ちょっと冷や汗・・・(笑)
砂利に埋もれている屋根・・・?!
唐門は、とってもきらびやか。
この階段脇にいる外国人観光客。この後、ここに寝そべります(笑)
外国人観光客だから出来る行為・・・(笑)
でも、こんなりっばな杉に囲まれた、古い建物を、
寝転んで感じたい〜って気持ちなんとなく分かります。
家光の位牌と、像が安置されているという本殿。
現在は、非公開です。
皇嘉門です。ちょっと中国っぽい門です。
この中には、家光の墓所があります。
行きには、気が付かなかった展望所。
「天界から人界庭園を眺めてご覧ください」と言う看板だけが、あります。
何となくですが、普段の生活から、
少し離れたところにいる様な、感覚になりました。
二荒山神社に到着。(と言っても隣ですが・・・)
二荒山神社には、参道が二つあります。
さっき通った東照宮から(右)と、大猷院から(左)のものです。
二荒山神社には、沢山の御神木があるのですが、
一番人気!「縁結びの御神木」です。
信じられませんが、杉とナラが一緒になった木・・・。
二荒霊泉です。
後ろの山の洞窟から湧く薬師霊泉と、
滝尾神社境内の泉から流れ込む池です。
願いを込めて知恵の水飲んだのは、内緒のお話(笑)
さて、これで大体見終わったので、駅に向かいます。
来る前にみたHPで、駅の近くに美味しいチーズケーキ屋さんがあるとの情報。
早速探すと、駅の隣に・・・ありました。
中に入ってチーズケーキを購入。
このチーズケーキ「ニルバーナ(日瑠華)」は、
明治の館がもともと西洋料理のお店で、
そこのお店で、食後に出していたチーズケーキだそうです。
素朴で、とってもカワイイお店でした。
他の店舗では、お食事も出来るみたいでした。
今回の日光・・・日帰りで、少し無茶をしましたが、
頑張れば、気合いでなんとかなります(笑)
でも・・・次回行くなら、絶対お泊りで行きたいです(笑)
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