2010.10.6.wed(1)


今日は、私達には珍しく飛行機移動。
広いスペインをちょい鉄な私達は、電車で移動しようと
思っていたのですが、スペインには、格安航空会社があるのです。
スペイン国内の移動は最安で4000円くらい。
早い安いと来たら、乗らなくちゃ。

AM


 セントジョセップ市場
 カサ・バトリョ
 

PM
 
 バルセロナプラット空港
 グラナダへ
 ホテル 


昨日少々寝坊したので、今朝は早起き。
朝一で、カサ・バトリョに行けば空いてるかも?と目論んでの早起きでもあります。

 

朝食のレストランに降りていくと、外はまだ真っ暗。
野菜=トマトが普通になりつつあります。

 

ホテルをチェックアウトして、荷物を預ける頃には
明るくはなってきましたが、ランブラス通りは人気がありません。
開店準備をするお花屋さん。
一昨日のアイスクリーム屋さんも、シャッターが下りてます。
(もう一度食べたい〜)

 

昨日見られなかった、朝の市場風景を見学。
混雑してて分からなかったのですが、お店の配置図もありました。



朝の、開店準備で忙しい市場。
昨日はなかったコンテナや、箱が雑然と置かれてます。
しかし、この市場…昨日夜遅くまで開いていたのに
今日こんな早くからやっているとは…。
シエスタとかあるのかな??

 

ターレではなく人力車。
築地程せかせかしてないのも良いです。
あ、築地は単なる市場じゃなくて、卸売りか…。



これこれー!
ここで朝食が食べたかったのです。
食材を自分好みに調理(焼いたり、煮たり)してくれるんだとか。
今度来たら、市場で朝食を食べよう。

 

昨日は閉まっていたらしいオリーブ屋さん。
ここでは買えませんが、最終日にどこかの市場で必ず買って帰ろう。
生ハムだけじゃなく、ソーセージやサラミもおいしそう。



朝は、場外にも少し市場ができています。
こういう市場、日本でできたら良いのにと本気で思います。
作った人の顔を見て買うって大切だと…。

 

   串刺しにされたサラミ??       魚屋さんの看板…タツノオトシゴ??



毎朝、こんな市場で食材仕入れて
ご飯作れたら、料理にももっと張り合いが出そう。

 

昨日はフルーツの盛り合わせ買ったので今朝は、フルーツジュース。
色んなフルーツがミックスされている様なので
「which is your recommend?」とお姉さんに聞いてみました。
不思議な顔をしながらも、これが美味しいわよ。と教えてくれたお姉さん。
何でこの日本人は人の意見聞くのかしら?的な顔だった気がします(笑)

 

ジュースを飲みながら、地下鉄の駅に。
このジュースが、お勧めだけあって美味しかった。
カサ・バトリョ…今日は開いてて良かった。



昨日のカサ・ミラと違って、世界遺産のプレートはありません。
2005年に世界遺産に登録されたカサ・バトリョ邸。
現在は、バルセロナ在住の方が所有しており個人資産として管理されているのだそうです。
公的資金などの援助を一切受けていない為、入場料が少々高め。

 

チケットを買って、音声案内を貰ったら、中へゴー。
音声案内は、係の人に言えば日本語に設定してもらえます。
途中、設定のボタンを変に押してしまって、何語?と半別もつかない言葉になってしまいました(笑)
困って、係の人に聞いたら笑顔で直してくれました。



入るとここもやはり、ガウディワールド。
音声案内を聞くのと、カメラを構えるのと実際に見るのと…忙しい(笑)
階段の手すりがスゴく持ち易いのは、カサ・ミラので見た持ち手やつまみと同じ
人間工学に基づいたもの。

 

曲線しか使われてない大広間。
この窓、ちゃんと開ける事ができるんだとか。
また、この広間は、礼拝堂としても機能する様になっています。
信仰心も深かったガウディ。

 

海がテーマではないかと言われているカサ・バトリョ。
大広間の天井も渦。
各部屋の扉には、換気システムがあります。
当時は画期的だったんだろうなー。

 

食堂も曲線、天井も一部屋一部屋違います。
建物の真ん中には、やはり明かりとりの吹き抜け。

 

食堂から中庭(広場?)に出られる様になってます。
こんなにビルが建っていなかったと思われる昔の風景を思い浮かべちゃいます。
表の派手さと比べると少々地味目な裏側。

 

丁度、修復でタイルの貼り替えをしていました。
その作業をじーっと見ていたじゅん君。
なんと、剥がしたタイルのかけら貰っちゃいました。
よほど物欲しそうな顔をしていたのか??(笑)
その場で喜びたいのを、周囲を見て押さえてました。
世界遺産のカケラ ゲット??(笑)

 

明かりとりの吹き抜けの壁の色は、下に行く程明るくなってます。
差し込む自然光が弱くても、壁が同じ色に見える工夫なんだとか。
光の調整で窓も、下の階へ行く程大きくなってます。

階段のしきりのガラスもなみなみ。
ガラスを通してみると、本当に水の中にいるみたいな感覚になってきます。
ここで私、カメラと音声案内とグルグル階段で
少々酔ってしまいました(笑)
普段、船でも、飛行機でも酔わない私。
擬似の方が酔うのね。

 

屋上には、カサ・ミラとは随分違う煙突。
全て、淡い色のガラスのタイルを張り合わせてあります。
てっぺんの丸だけは原色なタイル。
タイルが、光に当たって、キラキラ輝いてます。



屋上のウロコの様な瓦。
にんにくの様な一本の煙突の上にある十字架は、ガウディの信仰の深さを表しているんだとか。
1つ1つのデザインには、ちゃんと意味があります。

 

くじら(?)のお腹の中に迷い込んだかの様な洗濯室や、家事室。
照明や、自然光が上手く使われていて、本当に滑らかな骨みたい。
これだけの曲線の壁を白く保つのって、大変そうです。

 

エレベーターの扉。
案内に従って、登ってきたのですが、まさかエレベーターがあるとは。

ナミナミのガラスと、曲線の手すりとで何だかもうグニャグニャ(笑)
今見ても、これは酔うなと思っちゃいます。

 

グルグルと階段を下りてきて、カフェになっている休憩室に。
酔っているいる自分をリセット。
酔っている時は柑橘系が一番!と、レモンシャーベット。



少し落ち着いたので、再出発。
事務所らしき所の明かり取りも、まるで焼き魚を食べた後の骨っぽい。

 

扉に書かれた部屋番号。
このアルファベットも、カサ・バトリョ邸の為にガウディがデザインしたんだとか。
細かい所まで、1つとして手を抜いている所が見当たりません。



最後は、音声案内の機械を返して終了。
いやぁ、ものを1つ1つ丁寧に作り、決して手を抜かないと言う
ガウディの姿勢そのものが、とても勉強になりました。
昔と今じゃ、ものに対する考え方も宗教観も違うという事。
今は、便利になった様で、もしかしたら不便になっているのかも?と。



実は、お隣の家に張り合ってたてたと言われるカサ・バトリョ邸。
明らかに勝っている気がしますけど…(笑)

さて、そろそろ良い時間。
お昼を食べにいきます。





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