2010.10.8.fri(1)
今日は、今回の旅で一番の冒険。
バスでしかいけないフリヒリアナに行きます。
スペインで最も美しい村に選ばれた事のあるところなのですが
「村」なので、かなりの田舎。
英語さえも通じないのでは??と少々不安。
AM |
バスでネルハ |
PM |
フリヒリアナ散策 バスでバルセロナ |
はい、もう色が、赤と白しかありません。
緑はどこ?
今日は、トルティーヤではなく、ベーコンエッグ。
食べたら、バスでグラナダのバスセンターに向います。
ホテルの目の前にバス停があるので、ラクチン。
朝早いので、まだ街灯がついていたのですが
横断歩道の前の道路にライトが着いてます。これは良いアイディア。
地元の路線バスに乗ったら、なぜか車内のライトが青でした。
バスセンターは、行きに空港からのバスで確認済みだったので
すぐ分かりました。
ここは、グラナダからの長距離バスの発着所。
私達が目指すネルハは、ここからバスで2時間。
私達は、日本からバスを予約。
ALSA:http://www.alsa.es/portal/site/Alsa
時間に余裕があるので、ゆっくり椅子に座って待っていました。
この電光掲示板の本数の少なさに怪しむべきでした。
が、気が付いたのは、バス乗り場にバスが来て乗り込もうとした時。
チケットを見た運転手さんが「このバスじゃないよ」と一言。
そこからは、その辺のバスの運転手さんに聞けども聞けども「知らん」と(笑)
1人のバス運転手さんが「◯◯番」と乗り場を教えてくれたのですが
スペイン語の数字は10までしか覚えていない私達。
するとすかざず、近くに居たお姉さんが携帯の画面に番号を表示して教えてくれました。
おー!!お姉さんナイス!!ありがとー!!と足早にその乗り場に行くも「違うよ」と。
もうダメだ間に合ないと、諦めかけて3人で楽しそうに話している
運転手さんに、ダメ元で聞いてみると「俺のバスだよ!乗りな!!」的なジェスチャー。
ぬぁんだとー!!!と、見つかった安堵感と、疲労感でバスの座席に
へたり込んだ私達。
あ〜ぁ、あのお姉さんにろくにお礼も言わなかったな〜とか、
何で運転手なのに、知らないの〜?とか
電光掲示板はなに??とか、思うところは色々あったのですが
ま、無事に乗れて良かったと。
バスは、フツーに何事も無かったかの様にネルハへ出発します。
バスは、グングンスピードを出します。
日差しの強いスペイン。運転手さんの日よけが自動で出て来ます。
早起きなのもあり、さっきの事もあり私が熟睡。
この運転手さんかなりの運転上手で、しかも超優しい。
私が目を覚ますと、ラジオのボリュームが小さくなってました。
気が付くと、バスは海の近くを走っています。
面白いのは、バスの運転手さんの座席。
バスの揺れに合せて、上下に(バネの様なもので)動きます。
運転席がグラグラしていたら、運転しにくいんじゃ?とも思うのですが
こちらではこれが普通の様。所変われば何とやらです。
遠くには、魔女の宅急便のキキが居そうなこんもりした街。
途中、他の停留所で停車。
いくつかの停留所を過ぎたら、すっかり田舎。
道にはロバ。
ネルハに着いたら、タクシーに乗ってフリヒリアナへ。
村の入り口で降ろしてもらいます。
やっと着いたぁ、4時間くらいかかりました。
この丘全体がフリヒリアナ。
丘の町フリヒリアナは、坂ばかり。
白い壁に、綺麗な石畳。
絵に書いた様なスペインの街です。
坂を上って、景色のいいレストランに陣取ります。
グラナダに比べても、本当に田舎です。
サラダと、マグロの何か(忘れちゃいました)
皮のついているマグロは初めて見た!
が、お料理は、本当に美味しかったです。
ビックリしたのは、お店のおじさんが陽気な人で
料理を持って来てくれる度に「美味しい?」と日本語で聞いてくれます。
こんな所で日本語が、聞けると思っていなかったので、びっくり。
聞けば、おじさんは日本に行った事があるんだとか。
日本大好きとおっしゃっておられました。
食後の珈琲を飲みながら、何やらスペイン語で書いているじゅん君。
帰りのタクシーやバスでの筆談作戦。
レストランのおじさんには、「ありがとー」と日本語でお礼を言って
レストランを後にします。
散策を開始します。
どこを撮っても、絵になる綺麗なフリヒリアナ。
眩しい白い壁に、扉の色も様々です。
おそらく飼われていると思われるニャンコ。
人懐っこく、足にすりすりしてくるのがとっても可愛い。
最後はお見送りまでしてくれました。またね。
壁には鮮やかなお花。 またニャンコ。
街をウロウロしているとステキなおじいさん。
実際は、杖をついて坂の村に住んでいるって大変だと思いますが
それを感じさせないくらいステキ。
確かベルギーでもおじいさんが絵になる写真あったっけ?
海外って、ご老人が凄くステキに見えます。
何で日本は、お年寄りがステキに見えないんだろう???
ここはそれなりに観光地らしいのですが、入り口に少しお土産屋さんがあるだけで
後は、本当にのんびりした村です。
お掃除のお兄さん。
お掃除の道具を運ぶのも一苦労です。
村の入り口付近と、中心部当たりにあるお土産屋さん。
小さな果物屋さん。
日差しをたっぷり浴びた果物は、美味しそう。
英語の先生から、スペインの革製品は良いよと聞いていた夫。
皮の匂いのプンプンするお店で、欲しかった定期入れを購入。
お互いたどたどしい英語なので、定期入れを説明するのに一苦労。
さすがお墨付きだけあって、肌触りすべすべな定期入れ。
これは奥さんにと、小さなキーホルダーおまけしてくれました。
後日談:このキーホルダー金具が硬過ぎてペンチを使用しないと開かない?って感じでした。
結局、明けずじまい(笑)
村を一周して、入り口に戻って来ました。
しかし、タクシー乗り場で待てどくらせどタクシーが来ない。
さすが田舎(笑)
仕方がないので、バスを待つ事にします。
待っていたら、イギリスから来たご夫婦に声をかけられました。
日本から来た事伝えると、ご夫婦の奥さんはオーストラリア出身だとか。
同じ位遠いねと。
ご夫婦は、ネルハに宿泊しているらしくグラナダまで帰ると伝えると
ビックリされちゃいました。
旅の醍醐味な見知らぬ人との会話…英語スキルあげなくては…。
中々バスが来ないので、バス停の見えるカフェで休憩。
先程のご夫婦も同じ考えなのか、後からカフェ休憩してらっしゃいました。
ようやくバスが来て、乗り込むと後から慌てて来たご夫婦。
カフェで、ビールを飲んでいたらバスが見えたので慌てて飲み干して来たのだとか。
ネルハについたら、お互いに「良い旅を」とお別れ。
グラナダ行きのバスを調べてもらうと
タイムテーブルを印字してくれました。
まだ時間があるので、ネルハの街を少し散策する事にします。
水を買う為にスーパーに入ったのですがいかにも田舎のスーパー。
寂れ具合がよかったです。
フリヒリアナと比べるとかなり都会なネルハの街。
夫が英語の先生から、海岸で焼いているイワシは格別だ!絶対食べておいで。
と言われていたので、海岸にイワシを探しに行きます。
海グッズのお店が増えて来たら、海に出ました。
イキナリ、目の前が開けてキレイな海。
泳いでいる人もチラホラ居ます。
この海岸は、ヨーロッパのバルコニーと言われており有名なんだとか。
水平線が綺麗です。
が、屋台のアイスクリーム屋さんを見つけてしまったので、
早速マンゴとレモンのアイス。
海岸に降りてみますが、イワシらしきものを焼いている人は居ません。
いわゆる海の家に入って聞いてみたのですが、答えはナシ。
どうやら、時期が違うみたいです。残念〜。
海の水が綺麗です。
海岸に必ず居るニャンコ。
同じ模様のニャンコが後5匹程。兄弟かなー?
一応、反対側のビーチも探してみましたが
イワシらしきものは皆無。
イワシもないし戻りますか、と歩いていると海岸近くの教会で
結婚式あげてました。
新婦さんのシンプルなウエディングドレスも、ラフな感じの結婚式スタイルも
日本の様に仰々しくなくていいな〜と。
どうやらこちらがメインの通りの様です。
(行きの道は車が、びゅんびゅん通ってたっけ?)
なぜか、白い洋服ばかり置いているお店。
フリヒリアナ程綺麗ではありませんが、
十分に綺麗なネルハの街。
ここに一泊してのんびり過ごすってのも良かったかなーと。
まきまきチュロスの看板。
そろそろバスの時間と、バス停に戻ってくると
グラナダ→ネルハの時間を間違ってみていた事が判明。あらら...。
予定をオーバーしてしまいますが、19時15分発のバスしかないので
夕食を確保しにもう一度ネルハの街に。
あ、馬!
やる気のない看板犬。 こんな平屋の家イイナー。
さっき通り過ぎたカフェ。
テイクアウェイ出来るか聞いてみるとあっさりOK。
出て来たのは、アルミホイルに包まれたホカホカのホットサンド。
何だか、お母さんのお弁当みたい(笑)
帰りのバスに無事乗れて、さっきのホットサンドにかぶりつきます。
このホットサンドが、何とも家庭的で美味しい。
今回の中で、一番ホッとできたお食事でした(笑)
帰りのバスの運転手さんは、超陽気な人。
運転中退屈なのか、色んな人に次々と電話して大声で話し、大笑いしてました。
その内、話す人が居なくなったのか、ラジオのボリュームを上げて
ハンドルでリズムを取りながら、ノリノリで歌ってました(笑)
グラナダのバスセンターについたのは9時過ぎ。
電光掲示板は朝のままでした。(けっ!)
もう、外国のバスの電光掲示板は二度と信じないゾー!
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